2017年9月26日(火)大利根カントリークラブ西コース
PRGR RS CUP 2017年の第4回予選大会が9月26日(火)に開催。舞台は日本オープンや日本女子オープンの開催実績がある大利根カントリークラブです。現在でも頻繁にプロのトーナメントが開催されている名匠・井上誠一設計の戦略的なコース。今回は西コースでの開催となりました。
シングルス競技では47名のプロ/研修生と、44名のアマチュアが参加。そしてダブルス競技は28組のアマチュアペアが参加。気持ちの良い秋晴れで風もない絶好のコンディションでしたが、ホールロケーションが難しくシングルスのアマチュア部門ではスコアが伸び悩みました。
プロ/研修生部門では鈴木貴也選手が10バーディ、1ダブルボギー、1ボギーの7アンダー「65」で勝利。今季初出場で初の勝利となりました。スコアが伸び悩んだアマチュアシングルス部門では、1バーディ、7ボギー、1ダブルボギーの8オーバー「80」でホールアウトした河井泰夫選手が勝利。ダブルスでは2組の男女ペアが超ハイレベルな優勝争いを展開しました。結局、福田凪砂選手、島野璃央選手のペアが11アンダーで優勝。今年の4回の予選大会は、すべて男女ペアの勝利となりました。
予選4試合のポイント制で争われるプロ/研修生の部。スタート前、トップで今回の予選最終戦を迎える芳賀洋平選手に話をうかがうと、「1位をキープして決勝大会に進みたいですね。そして以前、予選通過を果たしたのですが都合で決勝大会に出られなかったことがあったので、今回は是非決勝大会でも活躍したいです」とのこと。前半を2アンダーで折り返すと後半も1アンダーとスコアを伸ばし、3アンダー・6位で予選最終戦をフィニッシュ。見事、有言実行でポイントランキング首位通過を果たしました。
ギア解説などでゴルフ雑誌でもおなじみの関雅史プロも登場しました。「やはりこの試合の魅力は、プロとアマチュアが一緒に試合に出られることですね。アマチュアの方も喜んでいると思いますが、実は我々も勉強になるんですよ」と関プロ。プロも勉強になるという理由をさらにたずねたところ、「プロのように毎日練習できないアマチュアは様々な工夫をしています。今日もラウンド前の練習でなるほどなということをしている方がいて、プロである我々も勉強になりますよ」とのことでした。この関プロですが、前半は2アンダーで折り返し、9ホールを終えた時点で2位タイと優勝争いに絡む活躍。後半はスコアを落としてしまいましたが、イーブンパーの15位でホールアウトしました。
試合の方は前半9ホールを終えて4アンダーと2位に2打差をつけて首位で折り返した鈴木貴也選手が、後半もスコアを伸ばし7アンダーでフィニッシュ。2位に2打差をつけ、RSカップ予選大会の初優勝を果たし、賞金40万円を手にしました。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 鈴木 貴也 | 65 | 32 | 33 |
2位 | 猿田 勝大 | 67 | 31 | 36 |
3位 | 松岡 啓 | 67 | 32 | 35 |
※スコアがタイの場合は18番からのカウントバックにより順位を確定
実は先々週に行われた来年のツアー出場権を決めるクォリファイングトーナメントの2ndステージで落ちてしまったんです。2ndステージで落ちたことは過去になくて、自信もやる気も失ってしまい、練習もしないで今日の日を迎えました。
今朝も気分は乗らないままゴルフ場に来たのですが、練習をしてみると何故か調子が良くて(笑)。実際のラウンドでも思った以上に良くて10個バーディを奪えました。少しゴルフから離れたのが良かったかもしれません。今日のゴルフで少し自信を取り戻せました。
トーナメントが行われる戦略的なコースで開催されるRSカップは、我々プロにとってとてもありがたい試合です。しかも賞金が高いのも素晴らしいですね。プロと一緒に試合に出られるのでアマチュアの方も喜んでいるのではないでしょうか?
仲の良いプロでは、同学年の堀川未来夢選手がいるのですが、堀川選手はレギュラーツアーでも活躍していて刺激になっています。今日の良いゴルフをきっかけにして僕も頑張りたいと思います。
平日開催のRSカップ。「プロと一緒というのが魅力的で昨年から出たかったのですが、やっと仕事の調整がつき出場できました」とスタート前に語ってくれたのは舟橋史郎選手です。多くのアマチュアのスコアが伸び悩む中、初出場にしては善戦。前半を「41」で折り返すと後半も7ホール目までは3オーバーに抑えます。ところが8ホール目で「池に2発いれてしまいました」と痛恨の「9」。結局20位でホールアウトし、10位までに与えられる決勝大会の出場権を逃しました。「一緒にラウンドしていただいたプロの方も頻繁に声をかけてくれるなど、今日は充実したラウンドができました。是非また挑戦したいと思います」と感想を語ってくれました。
プロギアの人気コンテンツ、PRGRサイエンス・フィット日記をご存知でしょうか? 平均スコア100のゴルファーが、シングルを目指す!というこの人気企画の主人公が本大会に初出場しました。7月の連載スタートから急成長している掛川真弥選手。青山薫プロからのアドバイスもあり出場を決意。ところが、「どう打って良いか分からなくなりました(笑)」と前半は「51」で折り返します。そして後半、「特にティーショットが良くなった」と落ち着きを取り戻した掛川選手。なんと2つバーディを奪い「42」。トータル「93」の37位でホールアウトしました。「ミスした時のリカバリー力とか、プロは全然違いますね。気持ちも強いですし、次の成長に向けての勉強になりました」と振り返っていました。
競技の方は、「ホールロケーションが難しかった」、「グリーンが速い」などと、トーナメントセッティングの難コースに苦戦する選手が続出。前半の9ホールを終えた時点で30台はゼロという我慢比べの展開となりました。そのなか、前半のインコースを「41」。そして後半のアウトコースを「39」でまとめた河井泰夫選手が、2位と1打差で優勝を果たしました。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 河井 泰夫 | 80 | 39 | 41 |
2位 | 市原 澄彦 | 81 | 40 | 41 |
3位 | マーク 金井 | 81 | 39 | 42 |
4位 | 田代 圭祐 | 82 | 42 | 40 |
5位 | 土田 久光 | 82 | 43 | 39 |
6位 | 河崎 旭紀 | 82 | 41 | 41 |
7位 | 大塚 雅弘 | 82 | 44 | 38 |
8位 | 岸本 崇 | 82 | 40 | 42 |
9位 | 佐久間 誠一 | 83 | 43 | 40 |
10位 | 伊藤 繁治 | 83 | 40 | 43 |
今日はピンの位置が難しかったので、パー4で3オンだったら最低でもボギーで良いという感じでできたのが良かったと思います。アマチュア同士だと、どうしてもパーと取りに行こうしてしまい大叩きをしてしまうことがあるので(笑)。
RSカップは毎年出ているのですが、プロはミスをしても切り替えてスコアをつくっていく能力が凄いと思っています。このプロのマネージメントを見ながら、自分のレベルで真似てみることができるようになってきたと思います。もちろんレベルはプロと全然違いますが、自分のできる範囲で大崩れしなくなったのは、RSカップでプロと一緒にラウンドしたことで学べたことです。
実はRSカップのラウンドを通じて仲良くなったプロもいます。もちろんアマチュア同士のゴルフも楽しいですが、一つ一つが全然違うハイレベルのゴルフを間近で見れてすごくいいですね。ショットの音とか全然違います。プロとの交流は本当に得難い経験で、自分のゴルフ人生が豊かになりました。
ものすごい良いスコアがでる時もあれば、上手くいかないときもあるのがダブルスの面白さでもあり難しさでもあります。前回の第3回予選大会で7アンダーの2位に入った山本泰平選手、若山秀太郎選手のペアは今大会では苦戦。「手前のピンが多くてアプローチも難しかったですし、ラフにもやられました」と、2アンダーの9位でホールアウトしました。前回大会の2位で決勝進出は決めている2人。「決勝大会ではリベンジします」と来月末の戦いに向けて決意を新たにしていました。
女性の方も数多く出場しているのがダブルス部門です。「久しぶりのダブルスで楽しかったです。一人だと心細いので」と笑顔で話してくれたのは、鳥飼麻紀選手、高橋恵美子選手のペア。「得意なクラブが違うので上手くかみ合うと、素晴らしいプレーができるのでがダブルスの良さですね。一方で噛み合わないととんでもないことになりますが・・・」。練習してまたリベンジしますと明るく語ってくれました。
今年は第1回、第2回、第3回予選会とも男女のペアが優勝しているダブルスですが、今回も男女ペアが強さを発揮。しかも2桁アンダーが2チームも飛び出しました。優勝は11アンダーという見事なスコアを出した福田凪砂選手、島野璃央選手のペア。1打差の10アンダー・2位には「ショットがダメで、あと3打は縮まった」と悔しがった飯島智史選手、津島さやか選手のペアが入りました。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 福田 凪砂 島野 璃央 | 61 | 30 | 31 |
2位 | 飯島 智史 津島 さやか | 62 | 30 | 32 |
3位 | 野代 雅樹 名取 陽理浩 | 64 | 33 | 31 |
4位 | 山崎 淳 中村 勤 | 66 | 34 | 32 |
5位 | 岡田 聡 石川 尚 | 67 | 36 | 31 |
初めての出場です。勝ち進むとプロとラウンドできる(スペシャルラウンド)というのを見て大阪から来ました。近畿大学の体育会ゴルフ部に所属しているのですが、2人ともプロを目指していて、是非プロと一緒にラウンドしたいので遠いけど出ようということで出場しました。
予想以上にレベルが高くてビックリしています。作戦は特になかったですが、男性のティーからのショットの方が難しかったので、ティーショットの最低条件である7ホールを早めに男性の方をクリアするようにしました。
決勝大会でも上位に入って、スペシャルラウンドに絶対行きたいです。そしてレギュラーツアーで活躍しているプロ選手と是非ラウンドしたいです。
競技終了後のパッティンググリーンではPRGRパター試打会を開催。シルバーブレードBBパターのヘッドに話題のパター用カーボンシャフト・ディアマナP135という組み合わせに参加者は興味津々の様子。
ドライビングレンジにおいてはRS2017シリーズのドライバーを筆頭に、発売されたばかりの赤eggアイアンPFのすっきりした顔立ちとそのやさしさ、飛びに皆さま驚きのようです。