2017年5月29日(月)嵐山カントリークラブ
PRGR RS CUPの2017年大会の第1回予選大会が、5月29日(月)に開催されました。3年目となった本大会ですが、今年はキャンセル待ちが出るほどの人気イベントに成長しています。
第1回予選大会の舞台は埼玉県の嵐山カントリークラブ。日本オープンなど数々のトーナメントが開催されているゴルファーにとって憧れの名門です。シングルス競技では46名のプロ/研修生と、36名のアマチュアが参加。そしてダブルス競技は28組のアマチュアペアが参加しました。
天気は快晴微風と絶好のゴルフコンディション。前半は好スコアが続出しましたが、後半からやや強くなった風の影響もありスコアが伸び悩みました。プロ/研修生部門では前半を3アンダーで折り返し、後半も快進撃を続けてさらに5つスコアを伸ばし8アンダーでホールアウトした芳賀洋平選手が、2015年大会の第1回予選大会に続いて勝利。賞金40万円を獲得しました。アマチュアシングルス部門では前半は2オーバーと我慢のゴルフを展開し、後半スコアを大きくくずアマチュアが続出する中、パープレーでまとめた勝又正浩選手が2オーバーで2位に5打差をつけ圧勝。ダブルスでは昨年の決勝大会覇者である船越秀人選手、君島実幸選手のペアが貫禄の勝利。スコアは11バーディ、2ボギーの9アンダーとダブルスならではの夢のようなスコアでした。
RS CUPに出場するプロたちは、日頃どのような試合に出ているのでしょうか?今回初めてRS CUPに出場するという20歳の篠優希選手が日頃腕を競うのは、アジアンツアーの2部ツアー。「マレーシア、タイ、中国など様々な地域に行きます。コースコンディションも毎回違いますし、世界の様々な選手と戦うので鍛えられますね」と語ってくれました。「攻めて優勝を狙いたい」とのスタート前の言葉どおり、前半の9ホールでは4アンダーまでスコアを伸ばし単独首位に立ちましたが、後半にスコアを伸ばせず4アンダーの4位タイでフィニッシュしました。
先週、岡山県で開催されていたレギュラーツアーのミズノオープンに出場していた選手も数名本大会に出場。伊藤涼太選手は先週のミズノオープン初日、「69」と悪くないスタートを切りましたが、2日目にスコアを大きく崩し予選落ち。今回のRS CUPでも「69」の3アンダーでフィニッシュしました。「今年はどんどん試合に出て行きたい」と、フル参戦できるチャレンジツアーで結果を残していくとともに、マンデー予選に出場してレギュラーツアーの出場も狙っていくそうです。
さて、試合の方は好天に恵まれた影響で好スコアが続出。9ホールを終えた時点で4アンダーの選手が首位に立ち、3アンダーに4人、2アンダーに5人が並ぶ混戦模様に。ところが後半上位陣の選手が伸び悩む中、バックナインでも5つスコアを伸ばした芳賀洋平選手が「64」の8アンダーと抜け出し、2015年第1回予選大会以来の優勝を飾り賞金40万円を手にしました。2位には「67」の5アンダーで荒井雅彦選手、3位には「68」の4アンダーで遠藤彰選手が上位入賞を果たした。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 芳賀 洋平 | 64 | 33 | 31 |
2位 | 荒井 雅彦 | 67 | 34 | 33 |
3位 | 遠藤 彰 | 68 | 34 | 34 |
※スコアがタイの場合は18番からのカウントバックにより順位を確定
昨日は岡山県で開催されていたミズノオープン終了後、すぐに新幹線に乗って帰宅。そして近くのホテルに21時30分くらいに入り今日を迎えました。確かに疲れていましたが、今日は本当にパターがよく入ってくれました。最初はショットが曲がっていたんですが寄せワンでパーを拾えましたし、バーディパットはポンポン入ってくれました。試合での1日8アンダーというのは、自己新記録だと思います。18ホール目のバーディパットは緊張しましたね。
RS CUPのような試合は、プロの我々としても試合の機会が増えますし、アマチュアの方も喜んでくれると思いますので、是非どんどん増やしていただければと思います。
今季はチャレンジツアーに全部出ることができるので、しっかりとチャレンジツアーのシードをキープしていくとともに、欲を言えばレギュラーツアーの出場権も狙っていきたいですね。もちろんRS CUPの決勝大会では優勝を狙いたいと思います。
3年目に入りリピーターがさらに増えてきたアマチュアシングル部門。スタート前に話を聞くと、「昨年は2回、一昨年は1回出場しました。プロと一緒に試合に出られることと、コースが良いのが魅力ですね」と水谷雅好選手。川瀬誠選手は「予選大会と決勝大会を通過して、契約プロとラウンドできるスペシャルラウンドに出たくて。原江里菜プロと一緒にラウンドをするのが夢です」と、優勝した時にもらったという原プロのサイン入りグロープを見せてくださいました。
試合の方はいつも以上に好スコアが続出。前半の9ホールが終わった時点で、1オーバーが1人、2オーバーが2人とプロ競技のコースセッティングにもかかわらずハイレベルな戦いが繰り広げられました。ところが後半に入ると風がやや強くなった影響か、スコアが伸び悩みました。そのなか、後半パープレーの勝又正浩選手がトータル2オーバーの「74」と2位に5打差をつけ圧勝。2位には田嶋久敬選手、3位には佐藤卓郎選手が入りました。
優勝した勝又選手は過去にダブルス部門でも予選大会の優勝経験があり、PRGR RS CUP初のシングルス部門、ダブルス部門の予選大会優勝を達成。なお、2015年の決勝大会でダブルス部門の優勝を果たしており、今年の決勝大会でも優勝すれば、決勝大会でシングルとダブルスを制するというさらなる快挙の達成となります。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 勝又 正浩 | 74 | 38 | 36 |
2位 | 田嶋 久敬 | 79 | 42 | 37 |
3位 | 佐藤 卓郎 | 79 | 43 | 36 |
4位 | 福本 祐一 | 80 | 40 | 40 |
5位 | 昼田 泰平 | 81 | 40 | 41 |
6位 | 鎌江 文三 | 81 | 38 | 43 |
7位 | 竹本 泰雅 | 82 | 42 | 40 |
8位 | 池内 美友 | 82 | 40 | 42 |
9位 | 小野寺 清貴 | 83 | 45 | 38 |
10位 | 大崎 将行 | 83 | 40 | 43 |
昨年はダブルス、今回はシングルスに出場させていただき、ゴルフの持っている二面性の両方を楽しませていただきました。ダブルスでは自分が失敗してもパートナーが上手くやってくれれば良いという心の余裕がありますが、シングルスだと自分が失敗したらすべてが終わるという緊張感がある。ただ、その分上手くいった時の爽快感はシングルスの方が少し上ですね。
プロの試合に一緒にラウンドできるのは良い経験になりました。飛距離のすごさ、ショットの切れ味の鋭さなど、目の前で体感できると自分のメジャーが変わってきます。アマチュアの中でプレーしているとこれで良いと思えるものが、プロの中でプレーすると全然ダメだと認識できます。プロのスイングのスピード感はどうやって出すのだろうとじっと見ていたんですけど、ウエイトシフトが違いましたね。
決勝大会ではまず自分が納得できるプレーをしたいと思います。
今年はペアルックで出場する方が目立ちました。ご夫婦で出場したという渡辺茂選手・渡辺恵選手のペアは、「3回目のダブルス。楽しくやれるのがダブルスの魅力ですね」とプレー中は笑顔満開。同じくご夫婦で出場したという市川毅と市川真美子選手のペアも「楽しくやれるのが良いですね」と昨年に引き続き参加してくださいました。
同級生4人で2組に分かれて参加したという武井莊ハ選手、宗村健司選手のペアと半田英雄選手、宮下義史選手のペアは、お揃いの赤いウエアのソデのところに、各選手の名前のイニシャルを入れるこだわり。「ダブルは一度やると楽しくてまた出たくなるんですよね。4人のスクランブル(ベストボール)に出ることもありますよ」と笑顔で答えてくれました。生形幸政選手と星野英章選手のペアは「ゴルフの師弟関係です」とのこと。ダブルスは様々なコンビで楽しめる競技形態のようです。。
試合の方は今大会もハイレベル。昨年の決勝大会で優勝した船越秀人選手、君島実幸選手のペアが「63」の9アンダーで優勝。1打差の2位には猪田健人選手、守山智雄選手のペアが入りました。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 船越 秀人 君島 実幸 | 63 | 30 | 33 |
2位 | 猪田 健人 守山 智雄 | 64 | 33 | 31 |
3位 | 渡邉 明稔 白戸 翔 | 66 | 32 | 34 |
4位 | 大城 遼太郎 佐藤 光一 | 68 | 34 | 34 |
5位 | 野村 タケオ 靏原 弘高 | 69 | 35 | 34 |
バーディは11個取れたのですが、ボギーを2つたたいてしまいました。ラフが少し深い分、女性には難しかったかもしれません。ただ、目標が8アンダーなので9アンダーは上出来です。ダブルスの魅力は、やはり一人では出せないスコアがでることではないでしょうか?それから、アスリート目線で言わせていただくと、パターを同じところから打つというのも良い勉強になります。転がり方によってラインが変わるということはよく分かるので、パターの課題が見つかるんですよ。昨年はスペシャルラウンドに出させていただき、特に森田理香子プロの大ファンになりました。人柄も素晴らしく、冗談も通じましたし(笑)、何よりもショットが素晴らしかったです。決勝大会で3位以内に入って今年もスペシャルラウンドに出場したいです。
ドライビングレンジでは6月発売のRS2017ドライバーがフルラインアップ。純正シャフトはもちろんのこと、カスタムシャフトは大会特別協賛社の日本シャフト㈱、藤倉ゴム工業㈱、三菱ケミカル㈱の主力シャフトがラインアップ。通常の試打会ではあり得ないほどの豊富なバリエーションにプロやアマチュア参加者も目を輝かせていました。
パッティンググリーンにおいてもPRGRの新製品・SB-BBパターの試打会を実施。話題のカーボンシャフトを入れたパターも注目の的となっていた。