2016年7月12日(火)大利根カントリークラブ西コース
PRGR RS CUP 2016年の第2回予選大会が、7月12日(火)に開催されました。舞台は井上誠一設計の名門・大利根カントリークラブ。日本オープンや日本女子オープンの開催実績があり、現在でも頻繁にプロのトーナメントが開催されています。
シングルス競技では47名のプロゴルファーと、50名のアマチュアが参加。そしてダブルス競技は30組のアマチュアペアが参加。7月中旬としては気温はそれほど上がらず好コンディションだったせいか、昨年の同時期に同コースで行われた大会と比べ好スコアが続出しました。
シングルス競技プロの部では、「66」の6アンダーで徳元中選手が優勝。1打差の「67」に4人が並ぶ接戦を制しての勝利でした。アマチュアの部では「75」の3オーバーで大学4年生の大浦正太郎選手が優勝。また、ダブルス競技では「62」という夢のようなスコアをたたき出した飯島智史選手・津島さやか選手のチームが勝利を飾りました。
2年連続&2試合連続優勝をかけて挑んだ選手がいました。大利根CCで開催された昨年のRSカップと、5月に行われた本年の第1回大会に優勝した大田和桂介選手です。「調子は悪くないので、コースマネージメントがしっかりできればチャンスはあると思います」とスタートしていきましたが、60台が11人もいたハイレベルな戦いにスコアを伸ばせず、「71」の1アンダー・14位で競技を終えました。しっかりとポイントはゲットし、第1回大会と合わせたポイントランキングでは首位につけています。
レギュラーツアー2勝を誇る高橋竜彦選手は昨年に続き参加。「この試合は今回の大利根のように良いコースでやることも魅力ですね。アマチュアの皆様にとっても、名門コースでプロの真剣勝負を間近に見ながらラウンドできる機会はあまりないと思うので素晴らしい経験になると思いますよ」と語ってくださいました。結果は惜しくもトップと1打差の「67」でした。
高橋選手などの強豪を退けて優勝したのは徳元中選手。「66」の6アンダーという見事な成績で優勝を果たしました。 シングルス競技のプロの部では、今回女子プロが初めて参加。亘依子選手は「知り合いから勧められて参加しました。男子との一緒の試合はたまにありますので、特に違和感はないです」とスタートしていきました。その言葉どおり前半は2アンダーでラウンド。上位争いに絡むかと思われましたが後半スコアを崩し、「74」の2オーバー・31位でホールアウト。「良い経験ができました。日程が合えば是非また出場してみたいです」とのコメントを残し会場を後にしました。
トータル | OUT | IN | ||
---|---|---|---|---|
1位 | 徳元 中 | 66 | 35 | 31 |
2位 | 浅田 史樹 | 67 | 34 | 33 |
3位 | 佐藤 えいち | 67 | 34 | 33 |
※スコアがタイの場合は18番からのカウントバックにより順位を確定
前半は完璧で全部良く、5つもバーディがとれました。アウトコースの後半はあまり調子が良くなく出だしでボギーを打つなど苦戦しましたが、7番と9番でバーディをとりスコアを伸ばすことができました。結果的に9番のバーティが大きかったですね。大利根は所属なので他のプロが狭いというフェアウェイも自分は慣れています。今日もほとんどフェアウェイを外しませんでした。緊張する方なんですけど、今日は自信を持ってプレーできました。
目標はレギュラーツアーに出ることです。まずは出場する為の資格を獲得する「クォリファイングトーナメント(QT)」のファイナルで上位に入ることを目指しています。
9ホールを終えた時点でパープレーの選手が2名出るなど、フルバックティーからの難しいセッティングにもかかわらず好スコアが続出しました。昨年の決勝大会で優勝した中田辰悟さんもその一人。「昨年の5人のプロとのスペシャルラウンドがとても楽しかっです。今年もプロとラウンドできるように、まずは決勝進出を狙います」と語ってスタートしていきました。後半はスコアを落とし順位は下げましたが、見事中田選手は2年連続で決勝大会の出場権を手にしました。
昨年から開催しているRSカップは初出場の選手が多いですが、鈴木誠選手もその一人。「プロの技を間近で見るのが楽しみ」とスタートしていきました。アテスト後にまた声をかけると、「楽しかったです!プロは飛ぶだけでなく、小技も上手いですね。難しいことをするわけでなく、状況に応じて無理せずシンプルに攻める所は見習いたいです」と感想を語ってくれました。今後も日程があったら是非参加したいとのことでした。
2位に入った日暮俊明選手は、55歳になる来年、関東シニアから日本シニアを目指したいというトップアマですが、RSカップは貴重な機会を提供してくれるといいます。「プロとラウンドする機会ってなかなか持てないですから。自分のメンバーコースになったそこのプロと回るのが精いっぱいじゃないですか。全く見ず知らずの若手のプロと回るのは非常に刺激になりますね」と本大会の魅力を語ってくださいました。
優勝は体育会ゴルフ部に所属する大学4年生の大浦正太郎選手。「75」の3オーバー、2位に2打差をつけての勝利でした。
トータル | OUT | IN | ||
---|---|---|---|---|
1位 | 大浦 正太郎 | 75 | 39 | 36 |
2位 | 日暮 俊明 | 77 | 39 | 38 |
3位 | 神田 陽介 | 78 | 38 | 40 |
前半パープレーで後半から風が出てきたので3つボキーがありましたが、「75」を目標にしていたので今日の結果には満足しています。なかなかプロの真剣なプレーを隣で見る機会がないので、すごく参考になりました。間の取り方とか攻め方とか、ひとつひとつのプレーの精度が高いですね。特にコースマネージメント的なことは自分のプレーにも生かせそうです。プロギア契約プロと一緒にプレーできるスペシャルラウンドに出たいので、決勝大会でも頑張りたいと思います。
今回は男女で参加するペアが特に目立ちました。岩橋厚選手・岩橋みどり選手のペアは2年連続での参加。「昨年のリベンジに来ました(笑)。後半暑さのせいもありボギーが続いてしまったので、今年は終盤に崩れないようにしてなんとか予選を通過したい」と語りスタートしました。また、RSカップは初めてだけどダブルスはよく出るという植吉泰光選手、岩井絵⾥選手のペアは、「もう一人いるから思いっきりできるのが魅力ですね。飛ばすために振りまわしたり、敢えて曲げたりなど、好きなことができる」とダブルスの魅力を語ってスタートしていきました。
好スコアが続出するダブルスですが、今回は夢のようなスコアが出ました。10バーディ、ノーボギーという成績で、飯島智史選手・津島さやか選手のチームがホールアウト。今まで男性2名の優勝しかありませんでしたが、大会初の男女ペアの優勝となりました。
決勝進出を決めたペアには女性だけのペアもいました。大学の体育会ゴルフ部に所属しているという實松里紗選手、宮島麻有選手のペアです。「ダブルスって本当に楽しいですね」と笑顔でゴルフ場を闊歩していました。しかしショットの時だけは表情が真剣になりナイスショットを連発。「67」の5アンダーで決勝進出を決めました。
ティーショットはスタート前にどっちが打つか決めてましたので作戦どおり上手くいきましたね。ハーフで4つバーティを目指し5つきたらラッキーだと思ってましたが、両方が崩れることがなく上手く助け合えたのが好スコアが出た要因だと思います。子供の頃から知り合いで今は職場の仲間なんですけど、ダブルスでチームを組んだのは初めて。「62」は2人ともベストスコアですね。
ダブルスは2人で戦ってるのって、入った時の喜びが倍っていうのも素晴らしいですね。相手のチームも喜んでくれたりとか、個人戦にはない魅力だと思います。プロギア契約プロとプレーできるスペシャルラウンドを目指して決勝大会でも頑張ります。
今ラウンド終了後には、練習場にてイベントを開催。今回の目玉は当日14時に発表されたばかりの新RSシリーズの試打会でした。ルールギリギリの初速性能を備えたドライバーなどを試打。8月26日に発売になる新RSシリーズの性能を実感しいていただきました。また、毎回ユニークながらも分かりやすいと好評の「青山薫プロ ミニレッスン」、「PRGRサイエンス・フィット体感会」も実施。ホールアウト直後で疲れているにもかかわらず、次のプレーに向けて切磋琢磨する多くの参加者の姿が見られました。