2015年10月26日(月)大洗ゴルフ倶楽部
PRGR RS CUP 決勝大会が、10月26日(月)に開催されました。舞台は日本オープンをはじめ数多くのトーナメントが開催されてきた名門・大洗ゴルフ倶楽部。参加者の中には、「大洗の決勝に出るのが目的でRSカップに出たんですよ」と語るアマチュアも少なくない憧れの舞台です。
朝はやや冷え込みましたが、日中は風もほとんどなく絶好のゴルフ日和となりました。トップの組は予定どおり7時30分にスタート!4会場で行われたそれぞれの予選を通過したアマチュア33名、プロ39名、そしてダブルス18組が出場。
シングルスでは好天にもかかわらず、7185ヤードの距離と大洗ならではのコースマネジメントの難しさが選手を苦しめます。賞金総額400万円がかかったプロの部では、前半の9ホール終了時のトップは2アンダー。そして後半も伸び悩み、トータル3アンダーで遠藤彰選手が優勝し、賞金80万円を獲得しました。アマチュアの部ではスコア70台は一人もおらず、「80」の8オーバーで3名が並び、カウントバックで中田辰悟選手が優勝しました。
ダブルスでも、大洗の難しさに苦戦する選手が続出。予選大会ではアンダーでラウンドし決勝に進んできたチームがほとんどでしたが、決勝ではオーバーパーが続出しました。この難しいコンディションの中、7アンダーでラウンドした勝又正浩選手、青木克益選手が優勝しました。
ラウンド終了後は表彰式を開催。アマチュアは各部門の5位までに賞品、プロは25位までの選手に賞金が贈られました。また、アマチュアは各部門の3位までに、12月に行なわれる平塚哲⼆プロ、⽮野東プロ、⼩平智プロ、原江⾥菜プロ、藤本⿇⼦プロが参加予定のTEAM PRGR契約選⼿とのスペシャルラウンドへの出場権が与えられた。
「日本オープンの予選が先日ここで開かれたのですが、トップは1アンダーくらいだったと思います。大洗は難しいですし、しかも今日は距離も7185ヤードと長いので、そんなにスコアは伸びないんじゃないでしょうか?」と語ってくれたのはスタート前の谷山優太プロ。この谷山プロの予想は的中し、出場選手のスコアは伸び悩みました。
風もほとんどない絶好の天気にもかかわらず、9ホール終了時でのトップは2アンダー。「やっぱり大洗は難しいですねぇ~」という声が、あちこちで上がっていました。後半の9ホールも好天は続きましたが、名門・大洗ゴルフ倶楽部のタフなセッティングに苦笑いする選手が多く見られた。
1アンダーで2位に入った伊藤涼太選手は、「このコースはショットがぶれるとスコアになりません。アンダーが出たのは、今日のティーショットがほぼ完ぺきだったのと、コースマネジメントが上手くいったからです。パットがもう少し入ったら60台が出たと思いますが。。。」と、ショットが良くてもなかなかスコアが伸びない大洗の難しさを語った。
そんな中、唯一の60台でラウンドした遠藤彰選手が優勝。途中5アンダーまで伸ばしましたが、特に難しい終盤の16番と18番でボギー。スコアを3アンダーまで落としましたが、2位に2打差をつける勝利でした。
トータル | OUT | IN | ||
---|---|---|---|---|
1位 | 遠藤 彰 | 69 | 35 | 34 |
2位 | 伊藤 涼太 | 71 | 36 | 35 |
3位 | 中田 範彦 | 71 | 36 | 35 |
4位 | 中島 徹 | 71 | 36 | 35 |
※2~4位は同スコアのためカウントバックにより順位を確定
「今日は番手選び、方向など、コースマネジメントが上手くいったと思います。レギュラーツアーのダイヤモンドカップの時と比べて、ラフはそれほど深くありませんでしたが、距離は7185ヤードとたっぷりあって難しかったですね。途中5アンダーまで伸ばしていたので、後半に2つボギーをたたいたのは悔しいですが、優勝できて本当に嬉しいです。
予選大会の宍戸、大利根、麻倉、そして今日の大洗とすべてトーナメントコース開催されていてセッティングも素晴らしいRS CUPは、素晴らしい大会だと思います。他のミニツアーではこんなに良い環境で試合はできないですからね。レギュラーツアーにも今年は出させていただいていますが、出場した4試合のうち3試合は予選通過ができました。このような結果が残せたのは、RS CUPのような素晴らしい試合経験の機会をいただき、試合勘をキープできたからではないかと思います。
それから一緒にラウンドできるアマチュアにとっても、ツアーが開催される名門コースでプロとラウンドできるのは、きっと素晴らしい体験ではないかと思います。今後も是非続けていって欲しい大会ですね」
「緊張しちゃって!」。スタート前の斉藤剛選手に声をかけると、最初は決勝大会独特の緊張感を口にしてくれたが、「ただ、楽しみにしていた大洗GCですし、フルバックではめったに回れないから楽しみたいですね」と、ワクワク感も語ってくださいました。
各予選を勝ち抜いただけあたって強者揃いでしたが、決勝大会のスコアは伸び悩みました。前半の9ホール終わってトップは2オーバーが2人。ハーフ30台のスコアは当たり前に出すゴルファーばかりでしたが、大洗は楽なゴルフを許してくれなかったようです。結局、競技が終了してみると70台は一人もおらず、80の8オーバーで3名の選手が並び、カウントバックで中田辰悟選手が優勝しました。
男女レギュラーツアーが数多く開催されるコースでのラウンドは、予想以上に難しかったようです。スコアは不満だった方が多かったようですが、「大洗で、しかもプロとフルバックでラウンドできて本当に貴重な経験ができた」と、RS CUPの決勝の舞台には満足いただけた方が少なくなかったようです。表彰式では5位までの方に賞品が贈呈され、3位までの方には、12月に開催される「TEAM PRGR契約選⼿とのスペシャルラウンド」への出場権が授与された。。
トータル | OUT | IN | ||
---|---|---|---|---|
1位 | 中田 辰悟 | 80 | 40 | 40 |
2位 | 堀江 靖見 | 80 | 39 | 41 |
3位 | 冨永 勝 | 80 | 39 | 41 |
※1~3位は同スコアのためカウントバックにより順位を確定
「難しいコースで、ショットも散らばりましたが、何とか80でまとめることができました。アプローチとパターが良かったのが勝因ではないかと思います。RS CUPの魅力はやはりプロとラウンドできることでしょうか?ショットはもちろん真似できませんが、アプローチの攻め方やリズム感、テンポはとても参考になります。トーナメントコースで、賞金がかかっているプロと同じ土俵で戦えるのは、本当に貴重な経験です。12月の契約プロとラウンドできる『TEAM PRGR スペシャルラウンド』も楽しみにしております。」
「ともかく楽しみたいですね。3位以内に入って、『TEAM PRGR スペシャルラウンド』に出るのが目標です」と語ってくださったのは霧島光則さんと片岡洋介さん。実は宍戸CCで行われた予選の勝利チームです。このペアに限らずほとんどのチームがアンダー狙い。ダブルスに関しては高レベルの戦いがスタート前から予想されました。 スコアが伸び悩んでいたシングル部門に対し、ダブルス部門では前半の9ホールから好スコアが続出しトップは4アンダー。難コース大洗を舞台にハイレベルな戦いとなりました。
ところが後半に入るとスコアは伸びなくなります。「5連続バーディスタートしたのに、後半の9ホールはパープレーでスコアが伸びませんでした」と、「68」の4アンダーで2位に入った高梨祥明選手と中谷要介選手のペア。他のペアでも前半アンダーでラウンドしていたチームの多くは、後半はスコアを落としだしました。
そんな厳しい状況の中、前半の「33」に対し、後半はさらにスコアを伸ばしたチームが!後半もバーディを奪い続けた勝又正浩選手、青木克益選手のペアで、「65」の7アンダーで優勝を果たしました。
シングル部門は皆さん真剣な面持ちでしたが、ダブルスでは決勝大会でも楽しそうにラウンドされているペアが目立ちました。スタート前に「ともかく大洗を楽しみたいですね」と語るペアが多く、決勝大会でも和気あいあいと競技ゴルフを行っているチームが目立ちました。
「学生時代からのゴルフのライバルで、2人ともダブルスは初めてなのですが、今日は本当に2人のゴルフがかみ合い、ピンチでもどちらかの良いプレーによりノーボギーでラウンドできたのが良かったと思います。また、ドライバーは勝又選手が良くて、パターは青木選手が良いので、作戦でパッティングでは先に勝又選手が打ちラインを確認してからパットが得意な青木選手が打つようにしたのですが、この作戦が功を奏して、10メートルくらいのパーパットを2つ沈めることができたんですよ。バーディが7つも取れたのも、この作戦のおかげだと思います。
ダブルスは初めてでしたが、スコアが出て本当に楽しいですね。コースも良かったですし、機会があったらまた挑戦したいです」。
今回も競技終了後にはイベントを開催。決勝大会ということで、出場選手は上級者ばかりでしたが、サイエンスフィットでは自分のスイングをチェックし、新製品試打会ではゴルフ上達に繋がる新たなクラブ探しに、皆さん熱心に取り組まれていました。
決勝大会の今回は表彰式も実施。アマチュアは各部門の5位までに賞品、プロは25位までの選手に賞金が贈られました。また、アマチュアは各部門の3位までに、平塚哲⼆プロ、⽮野東プロ、⼩平智プロ、原江⾥菜プロ、藤本⿇⼦プロが参加予定のTEAM PRGR契約選⼿とのスペシャルラウンドへの出場権が授与された。