2015年8月3日(月)宍戸ヒルズカントリークラブ(西コース)
PRGR RS CUP 第3回予選大会が、8月3日(月)に開催されました。舞台は宍戸ヒルズカントリークラブ(西コース)。日本のメジャートーナメントの一つである日本ゴルフツアー選手権が毎年開催されている難コースです。
シングルス競技では47名のプロゴルファーと、50名のアマチュアが参加。そしてダブル競技は24組のアマチュアペアが参加しました。風があまりなくグリーンもそれほど固くなかったこともあり前半は好スコアが続出。しかし後半に入ると猛暑の影響とプレッシャーで、トップ争いを行っていた選手がスコアを落としだしました。そんな状況の中、日本ゴルフツアー選手権の歴代優勝者や日本アマの準優勝者など強豪が多く出場したシングルスでは、プロの部もアマチュアの部も後半に「34」と2つスコアを伸ばした選手が優勝。ダブルスも多くの組が後半に苦戦を強いられていましたが、そんな中で前半の4アンダーをキープして「68」でラウンドしたペアが優勝。また、前回出場した父娘ペアなどダブルスの面白さに魅了されて連続出場する選手も数多くいらっしゃいました。
「ティーは日本ゴルフツアー選手権の時よりは前だったので距離は短めだけど、結構ピンは厳しいところに切っていたね~」。少し悔しそうな表情でアテスト会場に姿を見せたのは、2006年の日本ゴルフツアー選手権で優勝している高橋竜彦プロ。宍戸ヒルズカントリークラブでのメジャーホルダーも今日は苦戦し、2オーバーの22位でホールアウトしました。PRGR RS CUPの感想を聞くと、「最近は試合も減っているのでこういう試合は本当にありがたいですよ。アマチュアの方も、プロの技を間近に見ることができて喜んでいただけるんじゃないですか?これからも続けて欲しいです!」と次回以降も出場を検討している模様。アマチュア出場者にとっては、ツアー優勝経験者と試合でラウンドできるチャンスがまた訪れそうだ。
競技の方は前半4アンダーの「32」、後半2アンダーの「34」のトータル6アンダー・66でホールアウトした荒井雅彦選手が優勝を飾り賞金40万円を獲得。荒井選手は予選会総合ポイントでも142ポイントとなり、トップの大田和桂介選手の145ポイントに続き2位につけています。トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 荒井 雅彦 | 66 | 34 | 32 |
2位 | 横川 康祐 | 67 | 34 | 33 |
3位 | 坂本 篤紫 | 69 | 36 | 33 |
※3~8位は同スコアのためカウントバックにより順位を確定
ティーショットが良く、ほとんどがフェアウェイをキープできたのが勝因です。フェアウェイから打てたので、ボールもグリーンにしっかり止まってくれました。距離も6974ヤードと最近の男子トーナメントの試合の中では短い方だったので、飛ばない僕としては助かりました。
ラウンド中はともかく楽しかったですね。アマチュアの方のスイングを見ていると、何故曲がるのが分かるので、動きを研究していました。今後もこのような大会は続けていってほしいですね。
(注)宍戸ヒルズカントリークラブ(西コース)で今年6月に開催された日本ゴルフツアー選手権は7326ヤード
日本アマチュアゴルフ選手権競技で2位になった中島啓太選手など、今回も強豪選手が数多く出場したシングルス競技のアマチュアの部。風もあまりなく良コンディションでにもかかわらず苦戦する選手が続出しました。
「グリーンまわりが難しくて、アプローチも上手く寄りませんでした」と1オーバーの惜しくも2位で終わった中島啓太選手だったが、プロとのラウンドは勉強になったようだ。「伊藤誠道プロとのラウンドだったのですが、フェアウェイのからのショットが僕とは全然違いましたね。伊藤プロのショットはほとんどがピンに絡んでいました。僕ももっとショットの精度を上げていかなくてはと思いました」。今回プロの選手として出場した雑誌でおなじみの関雅史プロも、アマチュアゴルファーにとってのPRGR RS CUPの魅力は試合でプロとラウンドできることだと強調する。「集中力、リズム、そして迫力など、一緒にラウンドしなくては分からないプロの凄さを是非体験して欲しいですね。競技ゴルフで活躍したい人にとっては、得るものの多いはずですよ」。 なお、優勝は前半で2オーバーとスコアを落としながら、後半に2アンダーでラウンドし、パープレーの72でホールアウトした荒井雅彦選手。そして、「82」の10オーバーまでの上位10名が決勝大会進出となりました。
トータル | OUT | IN | ||
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1位 | 斉藤 誠 | 72 | 34 | 38 |
2位 | 中島 啓太 | 73 | 34 | 39 |
3位 | 堀江 靖見 | 76 | 38 | 38 |
好スコアがでた理由はプレーのリズムが良いのにプロと一緒にラウンドしたからだと思っています。あまりプロをラウンドする経験はなかったのですが、状況によってどのように攻めるのかなど、プロのゴルフは本当に勉強になりました。
プロとラウンドしたいというアマチュアは多いのと思うので、こういう大会はもっと増やして欲しいですね。プロにとってもアマチュアとコラボした大会でも、試合が増えることは良いことではないでしょうか?
アマチュア2人がペアとなりスクランブル方式で熱戦を繰り広げたダブルス競技。ゴルフ仲間同士はもちろん、夫婦、親子など、様々なペアが、トーナメントセッティングの難コースに挑みました。
仲間と協力し合うことで競技ゴルフとしての楽しみを体験できるのがダブルスの魅力です。今回も様々なペアが参加。スタートホールではゴルフ雑誌などでおなじみの青山薫プロが見送ってくれました。
前回の第2回予選大会から連続出場をしてくださったのは佐藤親子ペア。「ダブルスは良いスコアも出やすいので本当に楽しいですね。ゴルフを始めたばかりのお子さんとやるのも良いかもしれません」とのことでした。世の中には娘さんとゴルフをしてみたいというお父さんがたくさんいるかもしれないが、佐藤さんのコメントはそんなお父さんにとって聞き捨てならないのではないでしょうか?
今回唯一の女性だけのペアで出場してくださったのは椿素子選手と高岩すみ子選手。出だしの1番ホールで見事チップインバーディを行いハイタッチ!「一人だとゴルフは固く攻めないといけないですけど、どちらか一方がミスをしても良いダブルスは、強気に攻められるので本当に楽しいです」と高岩選手。是非また機会があったら出場したいとのことでした。
優勝したのは4アンダーの「68」でホールアウトした霜鳥光則選手・片岡洋介選手のペア。ダブルスは「69」の3アンダーまでの上位5チームが決勝大会進出となりました。
宍戸ヒルズカントリークラブは日本ゴルフツアー選手権をテレビで見ていて憧れていたゴルフ場だったんですけど、難しかったですけど素晴らしいコースで本当に楽しかったです。
連続バーディでスタートしたんですけど、その後が思ったより伸びなかったですね。最終ホールはボギーを叩いてしまったり。
今回は練習場の仲間で出場したのですが、スクランブルのダブルスは初めてだったんですけど本当に楽しかったですね。ただ、惜しいパットがたくさんあってもっとスコアを伸ばせたと思います。
ラウンド後には様々なイベントが開催されました。中でも賑わっていたのは、内藤雄士ツアープロコーチによるアプローチレッスン会。有名プロを数多く抱えている内藤コーチのレッスンには多くの人が集まりました。さらに、青山薫プロによるパターレッスン会、サイエンス・フィット無料体験も開催されました。