有識者に聞いた。あなたの、あなただけのドライバーえらび
ツアーで戦える相棒を求めて
プロゴルファー 金田直之
ツアーでの活躍を目指す若きプロゴルファーに、使用するプロギアドライバーのインプレッションをインタビュー。プロの高い要望に応える性能とは。
Q. あなたが選ぶドライバーの飛ばし方は?
(金田)自分の武器はアイアンショットの精度で得意クラブはサンドウェッジです。なるべく良いポジションからピンを狙いたいので、ドライバーには飛距離はもちろん大事ですが狙ったところに運べる方向性、安定したスピン性能を求めています。特に重要なのはスピン性能ですね。フェードが持ち球なのでバックスピンが入りすぎると吹き上がってしまって飛距離をロスしてしまいます。
今使用しているRS Fプロトドライバー ♣♣♣はウェイトを前6グラム、後2グラムにして重心を浅くして、より強い弾道で飛ばせる仕様にしています。
左に行かないドライバーなのでフェースがクローズになるようにシャフトを挿入しています。ボールを捕まえながら強いフェードを打っていけるのがRS Fプロトドライバーの良さですね。左へのミスが出ないので思い切って振っていける分、さらに距離が伸びたと思います。あと、クラブ長さを45インチから、45.25インチにしたら方向性が良くなりました。
でも飛ばすのはやはり自分自身ですのでトレーニングを欠かさず、今はツアーで戦える肉体作りをおこなっています。そしてそのパワーをしっかりボールに伝えてくれるドライバーを使ってもっと飛ばしていきたいと思います。
Q. あなたがドライバー選びで重要視するものは?
(金田)構えた時の顔、ソールの座りの良さが一番大事ですね。構えてヘッドがコロンと動くものは苦手です。球筋に関しては左に行かないもの。思い切って左に振り抜けるドライバーをずっと探していて色々なメーカーのドライバーを試してきました。
RS Fプロトドライバー ♣♣♣はまず顔が良くて構えやすいです。捕まり顔だけど左に行かないので狙い通りの球筋でフェアウェイに運べます。フェアウェイキープ率が上がったので、試合でも徐々に結果が出るようになって来ました。今のゴルフを支える信頼できるクラブです。
Q. あなたの記憶に残るPRGRクラブは?
(金田)家業がゴルフ練習場とゴルフショップを経営しているので小さい頃からゴルフクラブには慣れ親しんでいましたが、PRGRで一番印象に残っているのはT3502銀ドライバー(2008年)です。
当時、ドライバーヘッドはまだ今ほど大きく無かったけど、これはヘッドが平べったくて凄くヘッドが大きく感じました。まだ下手だった頃でボールも暴れていましたが、T3502銀を使うと球筋が安定しました。“簡単、やさしい”が売り文句だったと思いますが、本当にやさしかったですね。これでゴルフが楽しくなって、さらにのめり込んでいった記憶があります。
※本インタビューは2021年10月に実施したものです
金田直之 / KANEDA Naoyuki
1996年生まれ 千葉県出身
美里ゴルフセンター所属
中学時代からゴルフを本格的に始め、高校、大学はゴルフ強豪校で活躍。大学卒業後ツアープロを目指し下部ツアー、地区オープン、アジアンツアー、ミニツアーなど経験を積み、2021年度PGA資格認定プロテストを3位タイで通過。ツアーでの躍進が期待される若き俊英。